公民権

 今日は公民権です。

 公民権と言うと、戦後のアメリカで起こった公民権運動が想起されるでしょう(参考:Wikipedia)。この場合、公民権とは市民の一員である権利を意味します。公民権運動では、当時アメリカに広く残っていたアフリカ系アメリカ人に対する不当な差別を全面的に撤廃すること目指されていました。したがって、公民権には一市民としての権利すべてが含まれていると思われがちです。

 しかしながら、日本で一般に公民権と言う場合、これは参政権や選挙権などの主権者の権利のことです。具体的には以下です。

公民権の範囲(行政解釈、昭63.3.14基発第150号)
 法令に根拠を有する公職の選挙権及び被選挙権
 憲法の定める最高裁判所裁判官の国民審査
 特別法の住民投票
 憲法改正の国民投票
 地方自治法による住民の直接請求
 選挙権及び住民としての直接請求権の行使等の要件となる選挙人名簿の登録の申し出等

 やはり現在の日本では公民権は市民としての権利を意味するものではないようです。ですから、両者は相対的に独立していると考えるべきでしょう。もちろん、今後とも現状のままで良いのかといった問題はあるでしょうが、それは別の政治課題として取り組むべきだと思います。

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benyamin ♂

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