『マリア様がみてる 卒業前小景』

 今日は今野緒雪『マリア様がみてる 卒業前小景』(2008年、コバルト文庫)を読みました。

 卒業式を目前にした数日の様子が描かれています。何人かのリリアンたちの情景が取り上げられるなかで、日頃は影の薄い並薔薇の桂姉妹に切り込んだ話が印象に残りました。桂の姉は良い人だとつくづく思いました。小説の題材としては普通過ぎて焦点を当てにくいですが、現実世界では是非ともお近づきになりたい人です。

 また、祥子と令が、三奈子との3年間対立してきた関係を和解させる話も面白かったです。祥子と令のはめ技が炸裂しました。対乃梨子戦なども実践された、煽り系で接して相手の感情を支配し、罠にはめていく技です。ただ、蓉子は同じことを一人でやっていましたので、まだまだ未熟といった印象でした。やっぱり蓉子が最強です。

 今回は事実上の最終回であろう祥子の卒業式を次回に控えていますので、やや消化試合の感じが否めません。私の瞳子の活躍もあまりありませんでしたし、私の可南子は登場すらしませんでした。しかしながら、次回では蓉子の登場が示唆されていますので、それを楽しみにしたいと思います。

 なお、今回はひびき玲音の挿絵が2枚しかありません。いや、それはどうでもいいのですが、2枚のうちの2枚目である、志摩子と乃梨子が抱き合う絵では、お互いの表情がやや崩れています。正直、下手だと思いました。乃梨子はうすた京介のギャグ絵のようです。この低程度の挿絵なら必要ないでしょう。その代わりに巻末とかに瞳子と可南子が乳(以下、ネット警察により自動削除)

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benyamin ♂

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