迷惑な奉仕精神

 今日は迷惑な奉仕精神です。

【再掲】災害現場の困ったちゃん!? ボランティアに求められる自己責任の大原則

 台風18号が2009年10月8日早朝、愛知県に上陸。各地を暴風雨に巻き込みながら日本列島を北上した。愛知県の国道ではトラック4台が横転し、和歌山県では倒木に新聞配達中の男性がバイクで衝突して死亡。気象庁によれば、「昭和34年に東海地方などを襲い、死者・行方不明者5,098人を出した伊勢湾台風に匹敵する」としている。

 アジアモンスーン地帯に位置する日本列島は、元々が台風の常襲地帯。地形も急峻で断層や破砕帯が散在するなど、地理的にも地形的にも災害が発生しやすい自然条件にある。このため、毎年のように台風や地震等の自然災害に見舞われている。

 そして、こうした災害復旧に欠かせないのが民間の「災害ボランティア」だ。全国の自治体が立案している「市町村災害復旧計画」も民間ボランティアの参加を大前提にしており、今や我が国の災害対策は彼ら抜きには語れないのが実情だ。しかし、そんなありがたいはずのボランティアが、とても迷惑な存在になってしまう場合があるという。

 災害ボランティアの大原則は「自己責任」だ。現地への交通費や宿泊費、食費などの必要経費は、いうまでもなく自分負担。ところが現実には、「フラっとやってきて、『寝る場所はどこですか』とあたりまえに聞いてくる人が多い」(中部地方の某町役場職員)のも現実だ。災害対策本部(市町村役場の総務課などに設置される場合が多い)に電話をかけてきて、「安い民宿を紹介してくれ」と宿の斡旋を求める人もいる。徹夜で業務に追わることもある現地の役場職員が、全国からの宿の斡旋に対応していたらそれだけで業務はパンクしてしまう。各自で確保するように説明する職員に「手伝いに行ってやるのになんという冷たい対応だ! だから役人はダメなんだ!」と逆ギレして周囲を呆れさせる例も少なくない。

 また、ボランティア志願者はどうしても土日に集中するため、必然的にこの二日間は人手が余りがち。その結果、土日のボランティアセンターでは大勢の人がテントで待機する光景がしばしば見うけられる。すると「貴重な休みをさいてやって来たのにいつまで待たせるのか」と怒り出す困った人が現れる。復旧作業を遊園地のアトラクションと勘違いしているのだろうか。仕事量と人手がちょうどよくかみ合う日ばかりではない。「待つのもボランティアの仕事ということでご理解を......。もう少しお待ち下さい」となぜかお詫びをしているスタッフさえもいる。

 ちなみに筆者は北陸のある被災地へボランティアに行った際、ボランティアセンターの職員が、長時間待機する人たちに、即席の「方言講座」を開いて必死になだめている場面に遭遇。「そんな話を聞きにきたんじゃない!」と声を荒げる男に頭を下げるスタッフの姿は、実に痛々しかった。

 また、若い層に多く見られるのが異様なまでの頑張り屋さんだ。体力に自信があるのか使命感が強いのか、とにかく全身全霊で作業を続け、「疲れた」「きつい」を連呼しながら頑張り続け、自らのブログに「意識が朦朧として更新もつらいがガンバルしかない」と悲壮な覚悟を綴るストイック(?)な人たちもいる。その結果、熱中症で倒れて救急車のお世話になり、かえって現場に迷惑をかけてしまう例も。疲労がたまれば休みも必要。意識が朦朧とするほど疲れているなら一日くらい休めばいい。どうしても休みたくなければ睡眠をたっぷりとり、たまには午後から"出勤"する方法もある。健康面での自己管理もボランティアに求められる重要な要素の一つだ。

 支援物資も大きな問題。実は「救援物資は第二の災害」といわれるほど、現地にとっては厄介な存在なのだ。全国から怒涛の如く送られてくる物資の整理は自治体職員らが人海戦術で行うしかなく、しかも利用価値がない物も大量に含まれている。1993年北海道南西沖地震の被災地・奥尻島では、救援物資 5,000トンの保管のために1000平米の仮設倉庫を3,700万円かけて建築。さらに仕分の結果、衣類を中心とする1200トンが不要と判断され、カビや腐敗など衛生面の問題から焼却処分となり、これに560万円の予算が投入された。

「とりあえず何か送ろう」という安易な支援ほど現地にとって迷惑なことはなく、実際に京都府災害ボランティアセンターのように「救援物資は現地の復旧作業の妨げになる場合があるので送らないように」とサイトではっきりと呼びかけている例もあるほどだ。

 とはいっても、被災地で人助けをしたいという気持ちそのものは非常に尊いもの。先にも述べたように、無償で貢献してくれるボランティアの存在なくして災害復旧が成り立たないのも事実だ。最近では各ボランティアセンターともサイト上でかなりの情報を提供してくれる。まずはネットや電話で被災地の情報を収集し、危険度や必要な経費も考慮に入れながら行くかどうかを判断したい。自己管理が原理原則の大切さを理解したうえで、その時自分ができると思う範囲で参加することが、災害ボランティアのあるべき姿といえるだろう。

http://www.cyzo.com/2011/03/post_6817.html

 周知のように、東北を中心に東日本で大地震による発生しました。連日、現場からの情報が届き、今回の災害が巻き起こした惨状を私たちに伝えています。

 誰もが「被災地の人々を助けるために何かしたい!」との思いに駆られます。事実、現地へは救援のための物資や人々が連日のように到着しています。

 私も何かをしたいと思っている人の一人です。ですが、今は耐えて拙速な行動を抑えるべきだと感じてます。物資も人も現地での受け入れ体制がなければ迷惑なのです。

 何かをしたいとの思いは個人の勝手な感情です。それを満足させるために、現地での状況を無視して行動することは、傲慢な自己満足でしかありません。

 千羽鶴も現地では無用の長物です。食料や衣料品を求めているところで、千羽鶴が何の役に立つのでしょうか。乱暴に言えば、ゴミでしかありません。

 自己満足で済めば良いのですが、それが他人の迷惑をかけることもあります。まして、被災者が困るようなら、もはや何が目的なのかわからなくなります。

 現時点ではまずは冷静に事態を見守ることが、意外に重要だと私は考えます。日常生活を継続して体力と資力を蓄え、必要となった時にいつでも現地に行けるように備えましょう。

 それでも何かしたい場合は、募金がオススメです。しかるべき機関に募金をすれば、その機関が現地と連携して必要な物資や人を組織してくれるはずです。

 くれぐれも怪しい機関には注意しましょう。個人が募っている募金はもってのほかです。それなりの組織であっても募金が現地に届かない場合もありますので、ご注意ください。

 推奨組織は日本赤十字社です。ユニセフよりも信頼できます。本日3月14日より募金を受け付けています

 いずれにしても、過剰な情報に左右されることなく、日常生活を大切に過ごしましょう。

【追記】3月16日
けしからん! けしからん!

【追記】3月17日
ファミポートから日本赤十字社へ募金を送ることができます。500円から募金でき、匿名ですので、気軽に利用できると思います。とりあえず万札をぶち込んできました。

【追記】3月24日
やはり、迷惑な人々が被災地に押し寄せているようです。

ボランティア「仕事ない」 需給ミスマッチ深刻

東京新聞:2011年3月24日

 東日本大震災で復興の担い手となるボランティアが殺到し、作業を割り当てられないという「需給のミスマッチ」が起きている。沿岸部で百体以上の遺体が見つかるなど大きな被害を受けた仙台市若林区のボランティアセンターを二十三日、訪ねた。(森本智之)

 「こんなに待たされるとは。仕事する前に疲れちゃいました」

 受け付けから三時間以上待っていた同市宮城野区の石川明典さん(30)は嘆息した。待合室では大勢のボランティア希望者がいすに座り込んでいる。

 センターは区内の避難所や市民から依頼を募り、ボランティアに仲介する仲人のような存在だ。だが、スタッフは「希望者が多すぎて現時点では回せる仕事がない」と申し訳なさそうに話す。

 午前九時の受け付け開始時から約百三十人が列をつくった。「避難所のトイレ掃除四人」「倒れた家具の片付け五人」…。スタッフが声を掛けると、次々に希望者が手を挙げ、仕事はあっという間になくなっていく。

 余った人たちにはセンターの事務などが割り当てられた。ボランティアは避難所の手伝いや民家内での作業を想定して来る人が多い。若林区の高校三年女子(18)は「被災者と触れ合えるような仕事が良かった。事務作業なら応募しなかったのに」と残念そうだ。

 センター開設直後の十八日には六百人が殺到したが、仕事は五十人分だけだった。ミスマッチが深刻化し、仙台市と宮城県では原則として地元市町村以外からのボランティアを受け入れていない。

 仙台市内より被害の大きい沿岸部では自衛隊や警察による遺体の捜索とがれきの撤去が続く。多くの地域は立ち入り禁止で、ボランティアに適した仕事がない。県社会福祉協議会の担当者は「食料や燃料不足も深刻で、とても各地からボランティアを引き受ける余裕がない」と話す。

 若林区のセンターを運営する仙台市社会福祉協議会若林区事務所の古沢良一所長は「ボランティアは押し売りではなく、被災者のニーズが最も重要。希望に沿う仕事ばかりでないことを理解してほしい」と話す。その上で「立ち入り禁止が解除されれば多数のボランティアが必要になる時は来る。それまでは待っていてほしい」と呼び掛ける。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011032402000025.html

 被災地に勝手に押し寄せて、十分な仕事がないと不満を言っています。被災者とふれあいたい、という欲求を満たすためにボランティアに応募しています。彼らからは自己愛しか感じません。一刻も早く故郷に帰るべきです。

自己紹介

benyamin ♂

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